タッチ&フラッグのパスカットはボールを手のひらで正しくとらえよう
今回は初心者~中級者向けに、バックハンドでのパスカットについて、確実なプレーにつながるヒントをちょっぴり書きたいと思います。
テニスのバックハンドや、野球のバントのように、ボールを正しくとらえることが確実なプレーにつながると思います。あてどころが違うとボールが上に弾んでレシーバーに捕られたり、そのままレシーバーに捕られたりする可能性を高めますので、確実な感覚を身につけたいところです。
記憶に新しいところですが、今年のスーパーボウルでは、ペイトリオッツのCBギルモアが、バックハンドによる強烈なパスカットをおこないました。
This coverage giving me flashbacks to Ty Law pic.twitter.com/j0y6E5Afca
— The Checkdown (@thecheckdown) February 4, 2019
オフェンスの流れを断ち切るパスカット、憧れますね。
さて、ボールを正しくとらえる練習のひとつを、以下のビデオで紹介します。
上のようなドリルを繰り返すことで、レシーバーに接触せずに前でパスカットする感覚が身につきます。これは、試合・練習中の安全にも役に立ちます。
こちらのRED ZONEブログでも、2分25秒あたりから同様にバックハンドカットを使ったドリルをおこなっています。
女子選手に教えている中で、理解されやすかった『パスカットを身につけるコツ』は、
◆ボールの先端(とがった部分)を、自分の手のひらの固い部分で押し返すことです。
◆そのとき腕をしっかり伸ばすこと。さもないと強いレシーバーに『自分の手ごと』捕られてしまいます。
◆また、上からボールを叩くように狙うと、ボールに正しく当たらない確率が高くなります。
テニスのバックハンドや野球のバッティングを想像してもらうと、ボールを上から叩くことが合理的でないことが分かってもらえると思います。ヒッティングというよりバントに近い感じだと思います。
ところで、女性プレイヤーで、これまで球技をしてこなかった場合は、ケガをさけるために、まず柔らかいボールで練習することをおすすめします。
柔らかいボールは、たとえば、
下のボールは子ども用(キッズサイズ)のモルテン球です。
ジュニアサイズの柔らかいボールもありますが、小さいボールでも、先端だけに注目すれば一緒ですので、練習の効率は変わりません。
また、アメフト球を使わずに、柔らかいゴムボールを投げてもらって練習をするのも効果的です。バックハンドの手のひらの固い部分にボールを当てることを意識して左右を繰り返します。
バックハンドカットは、自分の手のひらとボールの先端を意識して、確実にボールを捉えましょう。
ここまでうまくできるようになったら、次に、低いボールを処理するドリルや、歩きながらやるドリルに進めますが、それはまた機会を改めて紹介したいと思います。