タッチフットオープンのタイブレイクの流れを確認する(動画)
今回は、シュガーボウルのタイブレイクについて、実際の動画を見ながら流れをまとめました。
主管のオープン連盟が大会規則として適用した「4回を上限とする」トライ戦のルールです。
スタンダードなタイブレイクルールについては、こちらの記事に以前書きました。
さて、シュガーボウルでは、4Qを終えて同点だったときは、タイブレイク(トライフォーポイント戦)をおこないます。
今回、名外大ニトロホークス(東海)とシルバーバレッツ(関東)のゲームのタイブレイクを撮影しましたので、プレイを動画で追いながら、その流れを確認します。
最大で4回の攻防(計8プレー)をおこなうこのタイブレイクですが、今回は、合計7プレーで決着がつきました。4回の攻防で決着しない場合はコイントスに進みます。
手順は、まず両チームが整列して、先攻後攻を決めます。ジャンケンでよいでしょう。
1回の表裏
はじめに、先攻になった赤のニトロホークスが3ヤードから、1点トライをおこないます。
1/7|男子タッチフット|タイブレイク【2019 シュガーボウル】
成功、1点が入ります。
先攻 ニトロホークス(赤) | 1 |
後攻 シルバーバレッツ(黒) |
ついで、黒のシルバーバレッツも同じく、3ヤードから、1点トライをおこないます。
2/7|男子タッチフット|タイブレイク【2019 シュガーボウル】
CBがパスカットし、失敗。 (このコースをこのカバーは強力ですね・・・)
先攻 ニトロホークス(赤) | 1 |
後攻 シルバーバレッツ(黒) | 0 |
1回目の攻防で1-0、ニトロホークスのリードとなりました。
2回の表裏
次は、先攻のニトロホークスが、8ヤードから、2点トライをおこないます。
3/7|男子タッチフット|タイブレイク【2019 シュガーボウル】
失敗。
先攻 ニトロホークス(赤) | 1 | 0 |
後攻 シルバーバレッツ(黒) | 0 |
シルバーバレッツが、8ヤードから、2点トライに臨みます。
4/7|男子タッチフット|タイブレイク【2019 シュガーボウル】
成功。シルバーバレッツに2点が入ります。
先攻 ニトロホークス(赤) | 1 | 0 |
後攻 シルバーバレッツ(黒) | 0 | 2 |
2回の攻防を終えて、1-2とシルバーバレッツが逆転しました。
3回の表裏
ニトロホークスの1点トライです。
5/7|男子タッチフット|タイブレイク【2019 シュガーボウル】
成功。 (深いドロップバックでリリースタイムを稼ぎダブルアクロス。90年代からの鉄板プレー)
先攻 ニトロホークス(赤) | 1 | 0 | 1 |
後攻 シルバーバレッツ(黒) | 0 | 2 |
ついで、シルバーバレッツの1点トライ
6/7|男子タッチフット|タイブレイク【2019 シュガーボウル】
成功。
先攻 ニトロホークス(赤) | 1 | 0 | 1 |
後攻 シルバーバレッツ(黒) | 0 | 2 | 1 |
3回の攻防を終えて、2-3、シルバーバレッツが1点リードしたまま、最終4回目のトライに進みました。
4回の表裏
ニトロホークスの最後の2点トライ。2点とれば逆転、0点ならそこで終了です。
7/7|男子タッチフット|タイブレイク【2019 シュガーボウル】
QBサックで、失敗。
先攻 ニトロホークス(赤) | 1 | 0 | 1 | 0 | = | 2 |
後攻 シルバーバレッツ(黒) | 0 | 2 | 1 | X | = | 3 |
というわけで、4回のシルバーバレッツのトライはおこなわずに決着しました。
個人的には、先攻の1点2点の選択に左右されない、なかなか面白いルールだと思います。
今回しか見ていませんが、4回でなく2回の上限でもよいルールかもしれないと思いました。2回でも十分見てる方は楽しめるかと思います。
以上、シュガーボウルで見たタイブレイクルールについてまとめました。