タッチフットのDEの呼び方が気になる
今回も「ポジション」と「フォーメーション」についてちょっぴり紹介したいと思います。細かい話題なので、経験者のためのマメ知識という感じです。
呼び方もいろいろ
前回の記事では、
「E」のポジションは、他にも「DE(ディーイー)」「DL(ディーエル)」「ラッシュ」などと呼ばれることがあります
6人制タッチフットのポジション - ちょっぴりタッチ&フラッグ
と紹介しました。
「DL」とも呼ばれている
タッチフットの最初期にすでに「DL」は一般的だったと思います。
タッチフットルーツ校のひとつ、慶應義塾大学UNICORNSのウェブでは下図のように「DL」と表記しています。
画像引用元:タッチフットボールとは | 慶應義塾大学女子タッチフットボールチーム ユニコーンズ
こちらは、関西一般女子連盟のウェブで、やはり「DL」です。
両者は「G」が「C」よりもやや下がっている点がフォーメーション上の特徴です。
画像引用元:タッチフットボールとは? – 関西一般女子タッチフットボール連盟
タッチダウン誌と公認テキストは「DT」だった
他方、日本タッチフットボールの公の出発点であるタッチダウンNFL誌を確認すると「DT」(ディフェンシブタックル)と表記されていました。
※タックルなしのアメフトがタッチフットなのにという突っ込みは、ここではさておきます笑
後藤完夫著の公認テキストも「DT」です。両者ともGは下がっていません。
引用元 ↓
解釈・呼び方の違いがチーム文化になる
呼び方にひとつの正解はありませんが、
- 「DT」は、攻撃の「G」にマッチアップする選手という解釈
- 「エンド」(またはDE)は、位置的概念(端に位置する)からの解釈
- 「DL」は総称を大づかみにした
- 「ラッシュ」は役割の呼び方
と言えるでしょう。
また、「LB」を「NT」(ノーズ)と呼ぶチームもあります*1。
いずれにせよ、呼び方はチーム内で自然に伝わっていく文化だと思います。
以上、エンドの呼び方についてちょっぴり探ってみました。「G」(ガード)が下がっている点など、フォーメーションについてはまた次回書きたいと思います。
なにか細かい情報やご質問がありましたら是非教えてください。
*1:郡山ではオフセンターのギャップを優先して担当する時にノーズと呼んでいます