ちょっぴり幸福なタッチ&フラッグのかけら

ボーダレスなマイクロフットボールを作っています

タッチフットのDEの呼び方が気になる

今回も「ポジション」と「フォーメーション」についてちょっぴり紹介したいと思います。細かい話題なので、経験者のためのマメ知識という感じです。

呼び方もいろいろ

前回の記事では、

「E」のポジションは、他にも「DE(ディーイー)」「DL(ディーエル)」「ラッシュ」などと呼ばれることがあります

6人制タッチフットのポジション - ちょっぴりタッチ&フラッグ

 と紹介しました。

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「DL」とも呼ばれている

タッチフットの最初期にすでに「DL」は一般的だったと思います。

タッチフットルーツ校のひとつ、慶應義塾大学UNICORNSのウェブでは下図のように「DL」と表記しています。

画像引用元:タッチフットボールとは | 慶應義塾大学女子タッチフットボールチーム ユニコーンズ

こちらは、関西一般女子連盟のウェブで、やはり「DL」です。

両者は「G」が「C」よりもやや下がっている点がフォーメーション上の特徴です。

 

http://jtfa-ladies-west.com/wp-content/uploads/2016/08/cort.jpg

画像引用元:タッチフットボールとは? – 関西一般女子タッチフットボール連盟

タッチダウン誌と公認テキストは「DT」だった

他方、日本タッチフットボールの公の出発点であるタッチダウンNFL誌を確認すると「DT」(ディフェンシブタックル)と表記されていました。

※タックルなしのアメフトがタッチフットなのにという突っ込みは、ここではさておきます笑

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画像引用元:「タッチダウンNFL」1992年3月号

後藤完夫著の公認テキストも「DT」です。両者ともGは下がっていません。

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引用元 ↓

アメリカンタッチフットボール&フラッグフットボール入門
 

解釈・呼び方の違いがチーム文化になる

呼び方にひとつの正解はありませんが、

  • 「DT」は、攻撃の「G」にマッチアップする選手という解釈
  • 「エンド」(またはDE)は、位置的概念(端に位置する)からの解釈
  • 「DL」は総称を大づかみにした
  • 「ラッシュ」は役割の呼び方

と言えるでしょう。

また、「LB」を「NT」(ノーズ)と呼ぶチームもあります*1

いずれにせよ、呼び方はチーム内で自然に伝わっていく文化だと思います。

 

以上、エンドの呼び方についてちょっぴり探ってみました。「G」(ガード)が下がっている点など、フォーメーションについてはまた次回書きたいと思います。

なにか細かい情報やご質問がありましたら是非教えてください。

peing.net

*1:郡山ではオフセンターのギャップを優先して担当する時にノーズと呼んでいます