ちょっぴり幸福なタッチ&フラッグのかけら

ボーダレスなマイクロフットボールを作っています

オープン準決勝のキック&リターンから考える|タッチフット戦術クルーズ・オーバータイム

 

先頃、noteに「タッチフット戦術クルーズ」と題して、タッチフットボールのキック&リターンについて書きました。

 

note.com

 

タッチフットの戦術は、チームごとの工夫はぞれぞれにあるものの、全体としての流動性(模倣・情報交換など)はまだオープンでなく、戦術の枠組みもチームの中にとどまっている気がします。

 

選手が第三世代、各チームのコーチも第二世代に入ったいま、これらを少しずつ「見える化」していきたいと思って書いています。

 

たとえば、大学3年生くらいの「だいたいタッチのゲームが分かってきた」プレイヤーにこれを読んでもらえると嬉しいですね。

 

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2019オープン準決勝のキック&リターン

さて、昨年話題の一戦「FINAL TOUCH 2019」オープン準決勝「BOOZERS - RISE2003」では、

  • RISE2003が(3-1スライド式)「3-1-2」(たとえば動画の開始直後)
  • BOOZERSが「4-2プル」(たとえば動画の 2分10秒)https://youtu.be/YyWmAkNPE1A?t=130

をとっていました。


【タッチフット】FINAL TOUCH 2019 オープン準決勝 「Rise2003(関西2位) vs BOOZERS(関東1位)」@横浜スタジアム

 

両チームとも、キックカバーは「3-2-1」ですが、リターンが「3-1-2」「4-2」と異なるため、一例をあげれば、カバーの選手にとって、自分をブロックにくる「選手とブロッキング」が違ってきます。

 

たとえば、BOOZERSのボールサイドのコンテイナーは、早めのタイミングでコンタクトブロックが来ますし、一方のRISE2003のボールサイドのコンテイナーは、プルによる遅めのタイミングでスクリーンブロックが来るわけです。

  

このあたりまで、チームとして頭に入れてトレーニングを何回かできれば、さらに自信をもってゲームに臨めます。

 

また、たとえば、リターンチームとしては「段差を作りがちな」コンテイナーのサイドを狙う作戦を立てるのもいいでしょう。

 

よりタッチフットボールのゲームを楽しむために、戦術についてぜひ研究してみてください。

ではまた。

 

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